「お金は頑張れば取り戻せるけど、過ぎ去った時間は取り戻せない」
アラサーになってつくづくそう思います。
私は高校を卒業してすぐに働き始めて、社会人になってからは自分の時間というのをほとんど取れていないような気がします。
趣味は絵を描くことなのですが、
その趣味の時間を中々とることが難しい状況でした。
私の場合、会社がブラックだったので毎日、家と会社の往復。
自宅には寝るためだけに帰ってる状況。
でもそれって異常だと思うんです。
だって、生活するために仕事に行っているのに、
まるで仕事のために生活しているみたいで…。
最近アラサーになって実感しますが、やはり「若い」ということは素晴らしいことです。
若い時の時間を犠牲にしてまでお金を優先するべきではない。そう考えます。
特に、今や当たり前となっているサラリーマンとして生きる生き方には疑問があります。
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サラリーマンが平日趣味に使える時間は意外と少ない
それはなぜかというと、時間的な拘束時間が余りにも長いからです。
サラリーマンの方であれば、
少なくとも週5日、1日8時間労働している人がほとんどだと思います。
(最近では一部週3、4日の勤務時間が選べる会社も出てきているみたいですが、大企業の一部だけ、というのが現実です。)
そして、通勤に往復大体1時間位(調べると平均でそのくらいのようです。)
お昼休憩1時間とすれば仕事に拘束される時間は
実に10時間にもなります。
人によってはこの通勤時間よりも時間がかかる人や、
残業もあるでしょうから、
1日24時間のうち約半分を仕事に費やしている計算になります。
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さらに、自宅にいる時間も、
睡眠に6〜8時間、(人によって誤差はありますが)
朝ごはん・晩ごはんにそれぞれ30分、
お風呂や洗顔、トイレなどで大体1時間と仮定すると、
(もちろんこれも個人差が大きいです)
8時間〜10時間は生活のために
時間を使っていることがわかります。
そして、残った自分の自由に使える時間はというと…。
なんと、4時間〜6時間しかありません!
恐ろしいことに、
これは定時上がりできるホワイト企業でさえこれくらい、
ということです。
残業があるところはその分拘束時間が増え、
自分の時間がマイナスされてしまいます…。
さらに、全力で仕事をすると当然疲れます。
特にいっぱい残業をしている方なんかは
休日はその疲れをとることで終わってしまうことでしょう。
実際私もそうでした。
そこに休日出勤なんかが入ると…。
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趣味の時間を作るには…
そこで、私のような趣味を持つ人間が
自分の時間を作るにはどうしたら良いか、真面目に考えました。
私が思いついた方法は3つほどあります。
1、不労所得を作る
不労所得とは、労働を一切せず、または非常に少ない労働時間で一定額入ってくる収入のことです。
代表的なのは、株の配当金やアパート運営などの不動産所得から得る不労所得です。
何もせず生活費が入ってくれば、
仕事のことは気にせず趣味に没頭できます。
しかし、皆さんご想像の通りとても険しい道です。
「そんなの、できることならみんなそうしてるわ!」
という罵声が聞こえてきそうですが、まさにその通りです。
株の配当金と言ってもよくて年利が3%くらいです。
さらに、価値の下落やその企業の上場廃止などで紙くずになるリスクもあります。
分散投資などである程度はリスクは減らせますが、
生活するくらいのお金、月に約20万円、年間240万を
株式だけの配当金だけで賄おうとすると…。
なんと8000万円の元手が必要になります。
そう考えるととても現実的とはいえません。
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2、fire(セミリタイア)を目指す
fire(セミリタイア)とは、
不労所得をある程度確保し、
足りない分はバイトなどで緩く稼ぐ、最近はやりの新しい価値観のことです。
例えば、3000万円を株式などに投資し、その利回り3%だとしましょう。
そうすると、年間90万円の不労所得を得ることができます。月々大体7〜8万円です。
そして、例えば生活費に月20万欲しい場合は
残りの約12万円をバイトなどで稼ぐだけで良いのです。
余った時間は自由に使えます。
私個人の意見は、
完全に不労所得を目指すよりも敷居は低いですが、
やはりある程度の貯金を溜めなければならないので、
私のような低属性の人間にはきついな、というのが正直な感想です。
もちろん高収入な方で、
40代、50代には自由に暮らしたい!
という方にはかなり実現可能で良い選択肢だと思います。
しかし、いくら高収入の方だからといって元手のお金を貯めるのにはかなりの時間と節約が必要になります。
なぜなら、日本は累進課税といって収入が高くなればなるほど取られる税金が高くなるからです。
年収1000万円の方だったとしても、手元に残るお金は700万円程度です。
月換算でおおよそ58万円。
このくらい高収入の方であればおおよそ6年くらいあれば冒頭の3000万円を貯められます。
しかし、私のように田舎に住んでいて、さらに低属性の人間であればせいぜい年収300万円が関の山です。
そこから税金と生活費を引けば、年間100万円貯金ができればとても優秀だと思います。
それでも、3000万円貯めるには30年かかります。
これでは、fireを実現することには「若さ」を失ってしまい本末転倒です。
途中病気になったり、事故などで死んでしまったら目も当てられません。
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3、ホワイト企業に転職する
次に残業少なめ・休日多めのホワイト企業に転職し、
自由時間を確保する方法です。
しかし、ホワイト企業を見破ることは難しいですし、
仮に見つけたとしても倍率は高いでしょうから入社は中々難しいでしょう。
悲しいかな、ホワイト企業は離職率も低いので、
求人を見つけるのすら困難です。
職は軽々と変えられるものではないので、
転職を目指すのにはそれなりの覚悟と戦略が必要です。
特に私のような田舎住み、低属性の人間には厳しいです。
新卒でホワイト企業に就職できるのが理想的。
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4、趣味のことを仕事にしてお金を稼ぐ
最後は、私も目指している
趣味のことを仕事にしてお金を稼ぐという方法です。
私自身、色々と考えましたが、
結局一生遊んで暮らせるお金があったら何をするかと言われると、
私は趣味の絵を描いていると思います。
もし、絵を描いて生活できるのであれば、
もうそれは一生遊んで暮らせるお金があるのと一緒なのではないかと(笑)
使えるお金に違いはありますが…
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ホワイト企業に転職しても、セミリアイアしても
結局は絵を描く以外のことをしているわけで、
絵を描いて仕事ができるなら、
今まで仕事に拘束されていた分の時間が趣味の時間になるので、
これはもう最強なんじゃないかと思っています。
(仕事なので大変なことはあると思うので、趣味の時間とまでは言い過ぎかも知れませんが…)
確かに、これも中々ハードルの高いことです。
しかし、億万長者になることよりも
人生を賭ける価値のあることだと私は思っています。
結局、「お金を貯めて老後にゆっくり趣味の時間を楽しみましよう!」
と思ってもその前に死んでしまうかも知れないので。
これが私の出した結論です。
もちろん、人によっては好きなことを仕事にしたはずなのに、仕事のプレッシャーから嫌いになってしまった、ということもあるかも知れません。
そういうリスクはあるものの、それも一度試してみないと分からないことなので、現段階での私の結論は趣味を仕事にすることです。
それで満足感が得られなかった場合は都度修正をしていきたいと思っています。