小学生時代、私は北の方の雪国に住んでいました。
小学生当時好きだったものは遊戯王、デジモン、平成仮面ライダー。
デジモンは1年くらいで人気が急降下。
仮面ライダーもマニアックな人たちと話す程度。
今大好きなポケモンも、当時私はあまり好きではありませんでした。
デジモンのキャラクターデザインの方が好きでした。
例えば、こんな感じの↓
一番クラスで流行っていたのは遊戯王。
一時期ベイブレード、デュエマ、ポケモンあたりに押されていた時期はありましたが。
高学年になると遊戯王から離れていってしまう人もいて、クラス全体で流行っている、とはいえない状態になりました。それでも以前はやっていたという人が大半だったので会話の話題にしやすかったです。
無論、私が最も熱中になってたのも遊戯王です。
小学校入学当初、人見知りということもありクラスに馴染めませんでした。
一人で絵を描いて過ごすおとなしい少年でした。
というか空気のような少年。
そんな私に友達をつくってくれたのは遊戯王カードでした。
遊戯王カードは私の趣味に合いました。
初期の遊戯王は古代のエジプトをモチーフとしたキャラや設定が数多くあります。
さらに、マジック・ザ・ギャザリングをオマージュしたものも多数あり、
そのちょっとグロテスクな感じが私の好みに合いました。
こんなのとか↓
当時、遊戯王ブームでクラスのみんなが遊戯王にはまっていたこともあり、あまりクラスに馴染めなかった私も遊戯王がきっかけで話しかけてくれたり、カード交換、デュエルをしてくれたり、友達ができました。
カードゲーム以外にも単行本を買ったりして、絵が好きだったのでキャラクターをよく模写していました。
小学生時代は特にですが、遊戯王にはその後もお世話になっております。
また、絵を描くようになったのも小学校からでした。
落書きのようなものは小さい頃から好きだったのですが、何かを模写したり、絵が上手くなりたい!と練習し出したのはこの頃からでした。
遊戯王の単行本や当時コロコロコミックを読んでいましたので、そういう影響もあり自分でも漫画を描くようになりました。
どんな漫画かというと、当時コロコロコミックで連載していたビックリマン2000という漫画のような内容。
トーナメント戦でとにかくキャラを戦わせるというもの。詳細なストーリーはもう覚えていないです。(笑)
実際に漫画を描いてもらうとわかるのですが、脳内のイメージを描き起こすってすごい難しいんですよ。
当時の私も思うように描けなかったので、漫画を描くことはしだいにやめてしまいました…。
代わりに1枚の絵で完結する1枚絵を描いていくようになりました。
ですが、それが絵描きを目指すきっかけとはなりませんでした。
もしそのまま漫画を描き続けていたなら、漫画家志望だったのかも知れません。
途中で挫折しそうではありますが…。
私が絵描きを目指すきっかけとなったのは、とあるテレビ番組を見てからでした。
私が小学校5年生くらいの時でしょうか。
テレビ番組でムンクの「叫び」を紹介している番組がありました。
そのムンクの「叫び」を見て、小学生ながら衝撃を受けました…。
奇怪な人物?怪物?が叫んでいる絵。
ただそれだけなのだが、色使い、この世のものとは思えない人物の表情、輪郭、意識が朦朧としている時にみそうなウネウネとした背景。
一瞬見ただけでも恐怖を感じました。
恐怖と同時に魅力を感じました。
それと同時に、自分もこのような絵を描けるようになりたい!
という感情が湧いてきました。
『友達のいない時も一人で絵を描いてきた。
自分が何かを極めるには絵しかない。』
画家を目指そう。
そう決心した一瞬でした。
中学校時代に続く↓