2. 中学生時代

小学校時代に比べ、中学校に入学してから大きく変わったことは、クラスが大幅に増えたことでしょうか。

当時、私の小学校は学区が狭く、小学校が乱立していたこともあり1クラスしかありませんでした。

中学校からは、その小学校が3校〜4校くらい集まって一つの中学校に通うので、大人数になりました。

なので、刺激はありました。

とてつもなくIQテストを解くのが早い人(いつもテストの学年1位常連でした)や金持ちの医者の息子、男子にも引けを取らないくらい運動神経の良い女子など…。

先輩でいうとピアノが上手い人(聞くと違いがすぐにわかります)、背がでかい人(186㎝ある先生より大きかったので190㎝弱はあったと思います)、青春を謳歌している不良さんなど。

人数が多いと、いろんな人と出会えるので新鮮ですね。
特に多感な10代前半にそういう人たちに出会えるのはいい刺激になりました。


肝心の絵に関して言えば、
中学校に入って、本格的に絵描きを目指すようになります。

美術部に入部し、いい先生にも恵まれ、友達にも恵まれ、
美術科がある高校にその友達といこうという目標もでき、順風満帆でした。

その時の心境は下記の記事にまとめてあります。


しかし、順風満帆で希望に満ち溢れた私の画家への道は、突如険しいものとなりました。


中学校2年生の時、家族の都合で転校となりました。
転校先には美術部おろか、文化部さえありませんでした。

しかも、その学校では転校生は珍しいので、とても恥ずかしかったです。

なぜなら、漫画であれば転校生とイメージするのはイケメンとか美女とか、何か特殊能力があるとかじゃないですか…。

転校生が頻繁に来るような学校であればそんな幻想などないのかも知れませんが、私の転校先はほぼほぼ転校生など来ないような学校。
保育園でのメンバーがそのまま小学校に上がり、中学校に上がる。

転校生への期待値は高いです(笑)
それが私のようなしがない根暗が転校生。

ずいぶん落胆させてしまったに違いありません。皆様、申し訳ございませんでした。

趣味の合う人もいなく、転校先ではかなり浮いていました。
まぁでも、転校前の学校でも元々浮いていたから、そんなに気にはなりませんでした。

でも、こんな私にもみんな優しく接してくれてとてもありがたかったです。
今でも感謝しております。

何かの大会に向けて頑張ったわけでもなく、絵のコンクールに応募するわけでもなく、友達とワイワイ騒ぐわけでもなく。

中学校時代は、ただひたすら絵を描いていた記憶しかありません。

それと、慣れない運動をひたすら頑張ったことでしょうか笑
(文化部がなく、学校のルールで何らかしらの運動部には所属しなければならなかったので)

でも、今まで興味のなかった運動部に所属してみたり、こんな私にも話しかけてくれる人がいたので、転校前の学校では絶対に会話しないだろうなというタイプの人とお話ししてみたり。

なんだかんだ、充実した日常を送ることができました。
時には失敗したり、誰かを傷つけてしまったり、嫌な思いをすることはありましたが、
それでも、やっぱり若くて感受性の高かったこの時代に体験したことは
今でも強烈に印象に残っています。

しかし、画家を目指すという視点から言えば、何より痛いのは
同じ道を志す友達と、尊敬する美術の先生と別れてしまったことでした。




高校時代に続く↓

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