一度自分の人生を振り返ってみて
自分が生まれてから現在に至るまでの歩みを振り返ってみました。
2022年現在、まだ私は絵で生計を立てるという目標は残念ながら達成できていません。
新卒の時、あれだけ絶望して絶対自分には向いていないと思っていたサラリーマン生活ですが、今も続けています。
絶対やりたくないと思っていた営業の仕事、水産加工の仕事も経験しました。
目指す夢、道は決まっているのに、寄り道や道くさばかり。
自分の勇気のなさ、優柔不断さには我ながら呆れるものがあります。
全速前進DAー★!
でも、決して夢を、理想を諦めているわけではありません。
そして今もこうして試行錯誤をしています。
これからもいっぱい失敗して、恥ずかしい思いをすると思います。
でも、現状を変えるため、夢に少しでも近づくため、私は歩みを止めるつもりはありません。
これからも自分の夢に向かって歩み続けます。
最後に苦しい時に私の支えとなった二つの言葉を紹介して締めくくりたいと思います。
私を支えたふたつの名言
ひとつは、中国の古事成語から「人間万事塞翁が馬」という言葉。
もうひとつは私の愛するApple社の創業者、スティーブ・ジョブズの
「”Connecting the dots”(コネクティングドッツ)」という言葉です。
人間万事塞翁が馬
「人間万事塞翁が馬」という言葉の由来は、中国の昔話からきています。
わかりやすくエピソードを解説してくれているページから引用します。
「中国の北のほうにお城がありました。
https://www.860903.jp/contents/trivia_2より引用
そこに住むおじいさんの馬が、ある日逃げ出してしまったのです。
逃げ出したことを知った近所の人々は、おじいさんを慰めました。
しかし、おじいさんは「このことが幸運を呼び込むかもしれないよ」とあまり気に留めていませんでした。
しばらく経ってから、なんと逃げた馬が戻ってきました。
しかも、たくさんの馬を連れて戻ってきたのです。
近所の人々は、喜びましたがおじいさんは「このことが禍になるかもしれないよ」と言うのです。
しばらくすると、おじいさんの息子がその馬から落ちて怪我をしてしまったのです。
近所の人々がお見舞いに行くと老人は「このことが幸運を呼び込むかもしれないよ」と言いました。
やがて戦争が起き、この城も戦争に巻き込まれてしまいました。
しかしおじいさんの息子は足を怪我していたので、戦争に行かずに済みました。」
このエピソードから人間万事塞翁が馬ということわざが生まれました。
一見、不幸に思える出来事でものちの幸運につながっていたり、幸運に思える出来事でものちの不幸につながっていたりと、人生では何が起こるかわからないし、短絡的な幸、不幸の判断はできないという意味です。
この言葉が支えになったのは、私が大学をいかないという選択をした時です。
自分が選択したこととはいえ、いつかこの選択が間違いでなかったと思う日が来ることを信じています。
Connecting the dots(コネクティングドッツ)
もう一方のジョブズの”Connecting the dots”(コネクティングドッツ)はというと、一見するとそのことと関係のない経験も必ず活かせる場面がくる。どんな経験も未来につながってくる。真っ直ぐ進むことも大事だが、時には寄り道も大事。という意味です。
直訳すると「点と点をつなぐ」という意味で、その言葉からは想像しづらい意味ですが、ジョブズの経験を聞くと意味がわかってきます。例にならって分かりやすく要約してくれているサイトからの引用です。
・スティーブの母親は未婚の大学生であった
・彼女はスティーブを養子に出すことを決心し、労働者階級の夫婦と養子縁組をした
・スティーブは大学に入学したが、やりたい事も見つからず学費も高かったため、退学を決意
・退学を決めた後、必須の授業を受ける必要がないため、おもしろそうな授業に顔を出していた
・そこでカリグラフ(文字装飾、日本だと書道)の講義を受けて、そのとりこになってしまった
・10年後、初めてのMacを設計していた時に、急にこのカリグラフのことを思い出した
・そのカリグラフの知識を、すべてMacに注ぎ込んだ
・そして美しいフォントを持つ世界初のコンピューターが生まれた
・退学を決心した時も、カリグラフを学んだ時も、先のことなど考えてなかった
・将来のことを見据えて、点と点をつなぐことはできない
・できるのは、後からつなぎ合わせることだけ
・だから、今やっていることが、いずれ人生のどこかでつながるだろうと信じるしかない
・我々は何かを信じないことにはやっていけないのだ
https://aoba-y.net/connecting-the-dots/より引用
このスティーブ・ジョブズの”Connecting the dots”(コネクティングドッツ)のスピーチを聞いて、少しだけ自分がこれまでやってきたことを肯定することができました。
そして、一見すると不幸にも思える出来事の数々ですが、それは未来の幸福への導線だと私は信じております。
自分の夢とは直接関係のない経験だったり、勉強したことが「点と点を結び」、のちに私の夢に大きく役立ってくれることを願い、今も毎日一生懸命、精一杯生きております。
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
ぜひ下記から私の作品もご覧頂きますと幸いです。