以前にも書きましたが、人間関係で苦労することの多い人生でした。
特に、人に嫌われやすい性質があるようで、ここをなんとか改善できないかと今まで考えてきました。
なぜなら、人に嫌われることでかなりの損をしてきたからです。
そして、コミュニケーションも苦手です。
得意になることは無理でも、せめて日常生活に支障がないくらいにできればなということで、私が今までに考え、勉強して、そして実践してきた内容を書いていきます。
同じような悩みを持つ人の手助けになればと思います。
あいさつをする
まずはあいさつをすることです。
「そんなの当たり前だろ」とか、「ずいぶん古臭い話だな」と思うかもしれません。でも、これは侮れません。
特に社会人になってからは、あいさつの大切さを余計に感じます。
たとえば、飲食店で入店したのにも関わらず「いらっしゃいませ」といわれない場合は違和感があります。
反対に、元気よく「いらっしゃいませ!」と言われれば気分がいいものです。
普段の人間関係でも同じように感じます。
私が古い人間なのでそう感じるだけかもしれません。
普段は体育会系が苦手といいながらも、バリバリ体育会系みたいなことを言い出したのは、実体験からそう感じたからです。
企業が体育会系にいいイメージがあるのも、こういったことと関連しているのではないかと思うのです。
「ありがとう」「ごめんなさい」を伝える
私は中学生の頃まで、恥ずかしくて「ありがとう」や「ごめんなさい」を言えない人間でした。
ここまでくると、コミュ障だけで片付けられない人間ですが、なんとか改善して、今はむしろ積極的に伝えるようにしています。
しかし、意識していても最初はなかなか伝えることはできませんでした。「ごめんなさい」や「すみません」は自分が悪いことをしたという自覚もある時にいうセリフなので、しかも先生に叱られた時など、形式的に謝っていたので友達などにもすぐ使えるようになりましたが、問題は「ありがとう」です。
特に親しい友達に使うタイミングを間違うと、ものすごい恥ずかしいものです。(当時中学生だった私はそう感じました)
では、どのように練習したかと言えば、お店の店員さんに伝えることから練習しました。
お店のレジのスタッフさんから商品を渡される時に「ありがとうございます」と伝えるのです。
職員室に「失礼します」といって入るように形式的であり、それでも必ず「ありがとうございます」と言わなければならないものでもないので、練習するにはちょうどよかったです。
おかげさまで店員さんに「ありがとうございます」と伝える癖もつき、今ではきちんと知り合いはもちろん、見知らぬ人にもきちんと「ありがとうございます」と伝えられるようになりました
ここまで当たり前のことすぎて拍子抜けしてしまった方も多いとは思います。
それだけ当時の自分の当たり前の基準が低かったです。。。
「でも…」と反論しない。むしろ「だよね」と同調する
相手に「コレコレってこうだよね?」や「何何って何何じゃない?」などと質問されると反射的に「いや、コレはこうだよ」とか、「でも、それって何何じゃない」といった感じに相手を否定してしまう癖がありました。
自分としては決して悪気はなく、むしろ「自分はこう思うよ」といったアドバイスぐらいな感じだったのですが、コミュニケーションにおいては悪手だと最近知りました。
確かによくよく考えてみると、自分に対して好意的に話しかけてくれているのに、いきなりそれを否定されたらテンションも下がってしまうなと思いました。
しかも、私の場合無愛想なので、真顔でも少し怒ったように感じる人もいるみたいで、場の雰囲気をそんなところから崩してしまっていたのかもしれません。
以降、意識的に相手を否定しない返答を心がけています。どうしても無意識のうちに否定した回答をしてしまっている時はあるのですが、何度も心掛けをしていくうちに、反射的に否定をしない回答を行えるようになりました。
そればかりか、一旦相手のことを肯定して「だよね」とか「確かに」という口癖を身につけました。
心の中ではそう思っていなくても、とりあえず一旦はそう返事するようにしました。
相手によっては「適当に返事しやがって」と思われるかもしれませんが、いきなり否定するよりかはマシだなという判断です。
一旦受け止めた上で、もし違う意見がある場合は、関係性にもよりますがなるべく「自分はこう思う」ということを伝えるようにしています。
こういった些細なことでも大分違うなと実感する時があります。特に、そんなに親しくない人とコミュニケーションを行う場合、効果的でした。
聞き役に徹する、質問力を磨く
中々面白いトークをして場を盛り上げることは至難の技です。
そういった場合、「相手に話してもらうといいよ」と習いました。
基本的に人間は話を聞いてもらいたい生き物らしいです。
なので、最初相手に質問をして、そのことについて相手に話してもらって自分は聞き役に徹するという練習からすると良いと学びました。その聞き役に徹する力を「傾聴力」というらしいです。
ちなみに、会話の話題にも気をつけた方がいいらしく、「政治と宗教と野球の話」はタブーらしいです。
まぁ、その話題に限らずに対立が激しい話題は避けるべきとのことです。
では、どんな話題が推奨されるのかというと、「木戸に立ちかけせし衣食住(きどにたちかけせし いしょくじゅう)」と覚えろと習いました。
「き」は気候、「ど」は道楽、「に」はニュース、「た」は旅、「ち」は知人、「か」は家庭、「け」は健康、「せ」は世間、「し」は仕事、「衣食住」はそのまま衣食住の話題です。
私は会話に困ったらとりあえず「今日はいい天気ですね」などと天気の話題を振るようにしています。
そうすれば、雨の日にいい天気ですねなどとトンチンカンなことを言わなければ基本的に「そうですね」と返してくれます。
そこから連想ゲームで「秋らしくなってきましたね」とかから、「食べ物もおいしい時期ですよね」みたいに広げていっています。
あらかじめ自分の中で話題を決めてシミュレーションしておくと会話が広がりやすくなります。
何度か繰り返していくうちにそういった最初のきっかけ会話もパターン化できて慣れてきます。
ネガティブをポジティブになるべく変換する
その他、気にかけているのは、気づきをなるべくポジティブに受け止めるということです。
物事には2面性があり、両方の側面から見ることができるのです。
よく例えられる例ですが、コップに半分のワインが入っている時、「もう半分しかなくなったのか」と受け取るのか「まだ半分もある」と受け取るのかという違いです。
ネガティブなことをなるべくポジティブに変換するようにしています。
「揚げたてを用意しますので、もう少々お待ちください」
みたいな感じです。
行きたかったお店が休店であれば、「新しいお店を開拓するチャンスだね」
試験に落ちてしまった人に対する声がけの場合は、「苦手な箇所がわかったからそこを重点的にやれば次は絶対大丈夫」
のように、なるべくポジティブに変換して声がけをするようにしています。
心理学では「リフレーミング」というそうです。
コミュニケーション上手への一歩はまずは「当たり前」から
今回紹介したことは、あいさつをする、お礼や謝罪を伝える、相手の話を聞く、いきなり否定しない、なるべく前向きな言葉を選ぶ、というものです。
こうして並べると、当たり前のことばかりに見えるかもしれません。
でも、「守・破・離(しゅはり)」ということでまずは基礎を固めなければなりません。
今もコミュニケーションが得意になったわけではありません。
うまく話せなかったと後悔することもあります。それでも、意識して繰り返すうちに、以前は言えなかった「ありがとう」が言えるようになり、反射的に相手を否定することも減ってきました。
もちろん、これらを実践すれば誰からも嫌われなくなる、というわけではありません。相性もありますし、相手の気持ちまでは自分で決められません。
ただ、自分に悪気がないのに、言葉や態度で誤解されてしまう。そんなすれ違いは、少しでも減らしたいと思っています。
「プラス」をつくるというより「マイナス」を減らすイメージです。
面白い話で場を盛り上げられなくても、「この人とは気楽に話せるな」と感じてもらえたらうれしいです。
私もまだ練習中です。同じように人付き合いが苦手な方にとって、今回の話が、何か一つ試してみるきっかけになれば幸いです。